はじめに
株式会社プルーゲン/ITコンサル担当の鈴木です。
今回は、DX化・システム導入における「組織内の合意形成」について投稿します。
この記事を読んでいただいているあなたが所属する企業(組織)では、普段どのように合意が形成されているでしょうか?
よく見るケースは
DX化・システム導入のプロセスにおいて、何故かしっくりこない、モヤモヤが拭えないという場面やお客様の声を多く見てきました。
そして、その中でも多いのが、トップと現場、部署間での合意形成がきちんとできてないケースです。
トップが鶴の一声でした意思決定とは裏腹に、実は現場では別の課題が山積していたりとか。
部署間での連携ができておらず、データの入力作業だけが単に増える結果となっていたりだとか。
- システム間データ連携ができておらず、入力作業の手間が増える
- せっかくシステム導入したのに、最終的にはペーパー印刷をして配布している
- 責任者が外出不在で、システムの承認行為に待ち時間が発生している
- 情報を活用して、経営や営業の分析ができていない
逆効果にならないように
DX化・システム導入をすることで、組織内を横断的にデータ連携をして、情報の一元管理や連動性の向上、人的な作業タイムラグを軽減できることが最大のメリットとなります。
システム導入したことによって、逆に作業時間や余計なコストが増えてしまったりしないようにするためにも組織内での合意形成は重要となってきます。
経営課題、現場の作業課題等々をしっかり洗い出して、どんな目的でDX化・システム導入を進めるのか?
それを文字や図式にして、組織内(部署間)で納得のいく合意をとって行くことが1つのポイントとなります。
予算や人員等の兼ね合いで、合意の前に検討・調整を行うことも必要になるかもしれません。
また、プロジェクトを進めて行く中で、当初には無かった課題も出てくるケースもあるでしょう。
予め文字や図式として情報がまとまっていれば、一度立ち止まって当初の課題や目的と照らし合わせながら、方針の修正することも可能となります。
結果的に、このオペレーションがプロジェクトの大事な局面で効果を発揮することは間違いありません。
最後に
組織内の合意形成について書いてみました。
次回は、もう少し踏み込んで「失敗しないコツ」について投稿したいと考えています。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
皆さまの事業活動がシステマチックで好循環となりますように。