デザイン/マーケティング思考

マーケティングとは②

今回は、前回の「デザインとは」と「マーケティングとは」について述べたと思います。
その前に改めて私なりのデザイン定義とマーケティングについて簡単に述べたいと思います。
デザインとは、オリジナルの創作上で、図形・設計・意匠などの表現を示す言葉だと思います。
マーケティングとは、売れる商品を考えて商品を効率良く売るために市場開拓することを示す言葉だと考えます。

オリジナル性を思考し、デザインを創作する
歳を取った人間から見ると、近年のWeb に於いては余りにも便利な環境が整いすぎています。
それによって、多くの情報が氾濫し、逆にオリジナル性が欠如して行くのではないかと危惧しています。
物事は不便な方が案外と豊かな創造性を生み、創作活動に活かされるのではないかと考えています。
元来、人間は何もない環境の元で文明や文化を生み出し、作りあげたといっても過言はないと思います。
先月のブログで述べたようにデザイナーは周り道をしても様々な体験や経験をした方が豊になると述べたように。

懺悔のような言葉になりますが自分自身、様々な事に好奇心を持っているために余りにも色々なことに時間を掛けて遠回りし過ぎてしまったことについては、もはや後悔しても意味がありません。
この歳になると人生は短いと思いますが、しかし書店に出ている書籍に書いてあるようにスピード感ばかりを重視しても望む結果になるとは限りません。
人は様々な環境下で育ち暮らしていますから、いくら有名人が書いた本でも全ての人に当てはまるわけではありません。
当然、人はそれぞれ違うと考えています。
特にオリジナル性が求められるデザイナーは、くどいようですが急がば回れと考えます。
昨今パソコン操作でクリエイティブな世界を描く際に用いられるデザイン・絵画ソフトなどは技術を高める努力をすれば誰でも表現の幅は広がるはずです。
しかし、オリジナル性が要求されるデザイン表現の場合、多くの豊かな体験や経験などが必要になります。
デザイナーであれば、巷で言われるような「どこかで、見たようなデザインだね」などと言われると本人に取ってそれはなかなか許しがたいものがあると思います。
そのようにならないためにもクリエターを自称するデザイナーとしては様々な見聞を広げることが重要だと考えます。

マーケティング概念
私が思うプロダクトとしてのマーケティング概念は、その企業が目指している市場で売るものの調査を行い、そのための商品を開発し、商品が売れるように市場開拓をしながら、売るための営業や販売促進活動を行うための一貫した考え方の総体を示すと考えます。
このことを簡単いうと、売りたいもののための施策を考えることに尽きると思います。

マーケティング学の知識の豊かさだけで決まらない
巷には、マーケティングに関する書籍が山のようにあり、また評論家もたくさんいます。
私のところにも当然のように様々な書籍が数多くあります。
仕事でデザインやマーケティングを生業にしている方は、それなりにある程度の時間を取って読書をしていると思います。
それも程度をすぎると頭でっかちというレッテルを貼られことになります。
また、マーケティングの知識が少ないないのも仕事で大きな問題になりますが…。
知識を詰め込むのも程々だと思います。
それよりは、実践を通してデザインやマーケティングなどで、成功や失敗を経験をした方がよいと私は考えます。
あまり有名な知識人やネット記事を身に着けても実践に役立つかどうかは分からないと思います。
例えば、あなたのマーケティング活動で問題が起きた時に有名な知識人から得た知識で解決ができるとは限らないと考えます。
それは、あなたとその知識人とは全く違う人物であり、その状況も違うはずですから、頭から鵜呑みにすることは、はなから危ないことではないかと思います。
これも、大学で教えて貰った学問が実社会で通用しないと巷でよく聞く話しと同じです。
前回のブログや今回、述べているように頭に知識を詰め込むのもいいのですが、それよりは様々な体験や経験をした方が豊かなクリエイターとして人生を送れると私は考えますが、あなたどうでしょうか。
偉そうなことを述べるつもりではありませんが、もっと自分なりの体験や経験、そして知識を得ながら仕事に於いて自己の哲学を持つべきと考えております。
また、多方面に自己研鑽をする努力をして自己の才能を伸ばすことが最も重要だとも考えます。
残念ながら紙面が少なくなりましたので、来月は引き続き「マーケティングとは」と来月のテーマの「マーケティングを考え、振り返る」を述べます。
来月も引き続きお付き合いのこと宜しくお願いします。

-デザイン/マーケティング思考