デザイン/マーケティング思考

マーケティングを考え、振り返る

今月は先月から引き続きのテーマ「マーケティングを考え、振り返る」を述べます。

知識を増やすことも大切だが、体験経験を増やすことが最も世間では重要
前にも述べたましたように最近では、ネット環境も整い様々な専門書籍も身近にありますので、仕事の合間に知識を増やすことは幾らでもできると私は思います。
過去に仕事を多く増やすために営業の数をこなした時に相手先からよく出た言葉があります。
「○○○の仕事をしたことは多くありますか」と聞かれました。
「いいえ、そのような経験はありませんが、対処する知識はあります」と仮にこのような受け答えをしても全くというほど、誰も相手にして貰えないと思います。
今まで、どのような内容の仕事をし、多くの経験をして自社とのコラボやアライアンスが出来るのかが知りたいと考えるのが普通です。
人が知りたいのは知識だけでは無く、現実的に問題を解決出来るだけの経験値があるかどうかなのです。
仕事で空いた時間を使い知識を詰め込むのでは無く、自己の課題になりそうな模擬練習的なこと行ったほうが今後の仕事に生かすために良いと私は思っておりますが、あなたはどうでしょうか。
幾らばかりの経験でも無いよりはあった方が人は信用に足り、人は知識ばかりの頭でっかちは避けます。
くどいようですが、知識の足り無さも問題ですが…。
仕事は多くの経験と豊富な知識を持つことに越したことにないのは当然です。
マーケティングやデザインの仕事も含めて全て同じことだと私は考えています。

昔、私がマーケティングの専門書の和訳本を手に入れようした時代は数も少なく値段も少し高価でした。
現在は多くの英語版のマーケティング専門書が和訳されて街の書店に溢れかえっているほどです。
今は昔より大変知識を得やすい環境であることは間違いないはずです。
あなたのライバルになる人達もそれだけ知識を得やすい環境にあるということです。
だからこそ、ライバル達に負けないためにも小さな仕事でも行い、体験や経験を積むことが重要になります。
これこそが、他のライバル達に勝つための自分と他者との差別化が出来る自己に於けるマーケティング活動であり戦術的な方法になると考えます。
パーソナルブランディングを考えて行く意味でも重要な要素だと思います。
よく書籍に書かれている「自分の弱みを捨てて、強みを伸ばしなさい」と述べていることについては全くの間違いとは思いませんが、私としては余り鵜呑みしない方が良いと考えます。
私の経験上ですが、自分の弱いところは少しでも補強したほうが、後々の仕事が楽になると思います。
何事も世間では経験値が重要視されるからといって経験重要視の現場主義でも片手落ちになります。
指導で多く経験しましたが、幾ら技術的な経験が豊富でも専門的な理論性のある説明ができない方が余りに多い事が分かったのも事実です。
仕事に於いて理論的構築ができる知識があるということは経験値との補完の関係です。
何事に於いてもバランスを考えて保つことが大切です。

何事も試みることが糧になる
以前勤めていた会社では商品企画デザイナーと生産管理部門仕事を任されており、この経験がコンサルタントの仕事で物づくりの指導に役だっていることは間違いはありません。
また、独立した後、八年間ほど販売の指導を受けたメンターと一緒に営業活動に同行した経験も指導の現場に役だっています。
人は仕事で遠回りしたことでも後々その経験や体験が必ず役にたちます。
話しは変わりますが、今では当たり前のラウンドマーケティングに関して以前勤めていた会社ではラウンドマーケティングの導入はありませんでした。
一つのきっかけになったのは、私が繁華街に行って小売店の店長に体当たりで聞き取り調査を行った時からラウンドマーケティングの導入が自然に始まったと覚えています。
現在ではラウンドマーケティングでの聞き取り調査のハードルが上がったとは感じますが、その時代は現在よりは環境にめぐまれており、現場の店長や経営者の方などとファッションを含めた流行やこれからの商品傾向などを多くの時間を取って頂き色々と話して貰えることができました。
そのような様々な体験や経験を多く重ねたことが、今の営業指導にも生きていると思います。
現在でも物作りなどメーカーに指導を行う時など、一からラウンドマーケティングのやり方を見本を見せながら現場で実地指導を行います。
マーケティング活動に於いて現場を知らないようでは、マーケティングの仕事を語れないと考えています。
現場の場数を踏んだ経験があればこそ、よい考えの企画ができ、様々な開発ができると私は思います。
今回もブログを読んで頂きありがとうございました。
他社のブログの記事はテクニカル的な記事が多く散見されていますから、私の書くブログの記事に関しては今後も実体験を踏まえ書き留めて行きたいと考えておりますので、宜しくお願い致します。

少しでも読んで頂いた方のご参考になれば幸いです。
残念ながら今回も紙面が少なくなりましたので、来月も引き続き「マーケティングを考え、振り返る」を述べてみたいと思います。
来月も引き続きお付き合いのこと宜しくお願いします。

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