デザイン/マーケティング思考

物語の始まり

先回に続き少しコンテンツついて、述べてみたいと思います。
人はマンガや映画、テレビドラマ、ドラマ仕立ての CM など物語性があるものを好むようです。
随分昔になると思いますが、何かに書かれたものを読んだ中で、大昔の原始時代に日が暮れた時、初めて たき火の周りに人が集まり語り部が教訓を交えた話しを長く人々に語ることによって人が物語りを好むよ うになったとされたようです。
語り部は聴衆に対し、ただ単純に教訓を語ったところで聴いている人々は面白くありません。
そこで、頭の良い語り部は聴衆に語る教訓話に人々を引き付けるため話を面白おかしくなるように少し 話しを脚色しながら教訓を伝えました。
そのような随分昔の原始時代から続く文化が根付き人々が物語り好きになったようです。
現在ではエンタメに於けるコンテンツ事業は人が求める一大産業と成っています。

コンテンツの構造を考える
私達の周りの全ての存在物は構造で成り立っています。
あなたも私も好きな食べ物も洋菓子のショートケーキも様々なものから出来ています。
当然、人の顔が違うようにショートケーキも作り手によって少しずつですが見た目も味も違います。
とても美味しいショートケーキもありますが、中には余り美味しいと感じないものもあります。
コンテンツも同じように出来の良いコンテンツと出来の悪いコンテンツが存在します。
特に物作りを考える際にコンテンツを作る素材と構成に対しての構造化が重要なポイントとなります。
巷でよく聞く言葉で、調理の仕方一つで料理の出来が変わるといわれています。
例えが余り正しと思いませんが、ケーキ作りもコンテンツ作りも基本的に同じものだと私は考えています。
ショートケーキでもケーキの元となる材料のそのもののスポンジ、クリーム、イチゴの出来や質など素材の組み合わせなどで見た目や味も変化してくると思います。
作る側の考え方一つで、ケーキもコンテンツも素材と質、構成要素によって仕上がり具合の出来、不出来が決まってくると考えます。
海外の神話の中で語られる物語は主人公が冒険のため外の国へ遠征し帰還するという展開です。
誰でも知っている物語としての展開の構成の基本とは、起・承・転・結がオーソドックス的な展開です。
または、起・転・結や能の舞台の序・破・急あります。
例えば、物語を起・承・転・結の構成で考えた場合のコンテンツ構成の調整をどのように考えて行くかということが作り手側の調理の仕方で美味しくも不味くもなるのではと考えます。
当然のようにコンテンツの基となる原作と脚本が一番重要なことは無論ですが。
物語の構成
古今東西一般的な物語の構成としては、主人公が故郷から旅立ち、その後仲間達を得て、旅の中で困難な問題となる悪人や怪物などと出会って、悪人などを倒し故郷に帰還するという一連の内容になっています。
これを先程述べたように、起・転・結や序・破・急のように物語の脚本などは、三幕構成で考えると誰でも人は理解しやすくなると考えます。
例えば、物語を分かりやすい三幕の設定では、第一幕は物語の主人公の登場、そして主人公の暮らす環境や仲間の出会いを設定し、第二幕は主人公と登場人物達の葛藤や悪人や怪物登場などの問題が起き、第三幕は悪人や怪物などの問題の解決に向かって行くというかたちがオーソドックスパターンのようです。
物語を構成する脚本が三幕の中で、幾つかのポイントが重要になってくるようです。
Wikipedia では、脚本三幕構成の比は 1 対 2 対 1 の割合としています。

物語の山や谷についてのポイントでは、三幕構成の一幕の場面でも幾つかの小いさな山や谷を作って、二幕の大きな山へ向かって行く場面を作り、終盤に向かうための試練の谷があり三幕のエンディングのグランドフィナーレを迎える場面が構成ポイントになると考えています。
認知を考える
私としてはデザインでもコンテンツでも制作する時の思考で注意することは、見て貰う人達の認知力に於いて、なるべくなら脳に負担を掛けないように複雑にしない方が制作の重要な点になると思います。
くどいようですが、コンテンツもデザインも誰が見ても理解されて見やすくすることに尽きると考えます。
例えとしては、少し古いところではありますが、無声映画のロイド、チャップリン、キートンの映像はそれぞれの特徴もあって誰もが楽しく、驚き、悲しみもあって、改めて現在鑑賞しても凄く理解しやすく分かりやすいと思っています。
歴史のある作品ですが、人の認知力を余り必要とせずに単純に誰でもが古典的の初期映画を鑑賞し、感動をするようなコンテンツの原点はここにあると考えています。
コンテンツ本来の姿は小難しいものでは無く、大人や子供など誰しもが理解し楽しむものだと思っています。
商業ベースであるデザインも当然同じだと考えます。

出典:フリー百科 Wikipedia「三幕構成」

今回もデザインとマーケティングを読んで頂き、誠にありがとうございました。
これからもデザインとマーケティンのブログを宜しくお願いします。
文 / デザイン・マーケティング担当 太田正信

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