ヒューマンスキル

人を知る

始めに
株式会社プルーゲン/販売コンサル担当の太田です。
これからヒューマンスキルについて自分なりの考えについて月に一回ずつ記事を書いて行きたいと考えています。

ヒューマンスキルを磨くの第一回目のタイトルは「人を知る」です。

私がどうして今人を知るために観察行動を行う経緯から説明します。
元々私は美術系の短大を卒業し、ある会社で商品企画と生産部の仕事を十数年行っていました。
その時の環境では、あまり人について深く考えることがありませんでした。
その後、その会社を退社してからクライアント先で営業の担当していた先生と出会ったことで、販売指導を受けるようなりました。
その先生から教えて頂いた「物を売る」というキーワードにとても惹かれ、その時から人について深くしりたいと思うようになりました。
それまでは、人とのコミュニケーションについての知識なども努力して得ようとも考えていませんでした。
今では、販売をスムーズに運ぶためにコミュニケーションに於ける人の観察ポイントの説明をしています。

本題に
普段の生活に於いて、人との会話については意識もせずに私達は話しています。
過去に相手と会話に於いて言った言ってないなどの相手に対してくいちがいなどあなたもこのような経験はありませんか。
コミュニケーションのズレが起きるのは、人はお互いに自分に都合のよい話し方や聞き方をしているからと私は考えます。
ビジネスの実用書やマーケティングなど書籍の中で「人はおのれが見たいものを見て、おのれが聞きたいこと聞き、信じたいこと信じる」と書いてあったと思います。
私はこの言葉は人の本質の的を当てていると考えますがいかがですか。

厄介にもなる認知バイアス
また人は誰でも少なからず様々な認知バイアスを抱えて生活しています。
基本的に人は誰でもニュートラルの状態ではなく、大なり小なりバイアスが掛かった状態で自然とコミュニケーションを行っていると考えます。
だからこそ、相手との会話を行う意味として自分のバイアスが少しでも防ぐように客観視を持つためにも観察を行うことが重要だと考えます。
そのためには、ノンバーバルコミュニケ-ション(非言語に於ける身体的な会話)を心掛ける必要があると私は考えています。

人を知るための観察
人を改めて観察すると述べるとあなたは難しく感じるかも知れませんが、さほど難しくはありません。
以前は、全くというほど人の本質を考えるためのテクニックを知らなかった私でも今では少しは分かるようになりました。

最初は、会話中の相手の表情を中心に観察を行うことを意識してコミュニケーションを行うことをあなたにもお勧めします。
それは、何故かというと自分では会話中に相手の表情を見ているつもりでも以外に表情に集中をしていません。
会話中に自分の頭の中では、色々なことを思い浮かべながら相手と会話しているからです。
それよりも相手の表情に集中して、表情の微妙に変化をする場面をたくさん経験することが大切だと私は考えています。
そしてたくさん経験することにより微妙な表情読み取りが分かり出来るようになるからです。
微妙な表情の読み取りができるようになれば、どうして自分が話し掛けた言葉によって相手の表情に一瞬に微表情が出てきたかなどを意味を適切に読み解く知識が必要になりますが、最初は知識よりも表情の読み取
りに少しでも多く時間を使うことに心掛けたほうがよいと考えます。
多く知識を持つことも大切ですが、私は表情の読み取りをするテクニックのほうが重要だと考えます。

少しでもノンバーバルコミュニケーションがキチンと分かるようになれば、自分が話した言葉一つ一つによって相手の表情や体全体から反応が手に取るようにあなたも理解できるようになります。
また日頃から少しずつ人に興味を持つように心掛けて、通勤や通学の公共交通機関を利用する中で色々な人々を観察しながらも人に気遣いをするだけで人を見る目が養われ観察眼になってゆきます。
相手をよく知るためのノンバーバルコミュニケーションのテクニックはとても深く広いものですが、このブログテーマであるヒューマンスキルを磨くための重要な要素の一つにもなると思います。

次の第二回目は「人を考える」について述べたいと思います。

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