ヒューマンスキル

テストステロンの不思議

今回はホルモンに関して少し述べて行きたいと思います。
私たち人は、普段の生活で余り自分の体に存在しているホルモンに関して、ほとんど意識せずに過ごしていると思いますが、あなたは如何でしょうか?

人体で生み出される生体ホルモンは様々な種類があります。
一般的なホルモンの名前と働きでは、恋愛ホルモンのフェニルエチルアルミンや、やる気にさせるドーパミン、愛情ホルモンのオキシトシン、不安のコルチゾール、怒りのノルアドレナリン・アドレナリンなど他にも幾つか上げられます。

例えば、あなたもよく知っている代表的なホルモンの名前でテストステロンやエストロゲンは一度は聞いたことがあると思います。
テストステロンは男性ホルモンといわれており、エストロゲンは女性ホルモンといわれています。
女性の体全体が脂肪をおびて丸く感じるのは、このエストロゲンのおかげだとされています。
また、男性の体全体がゴツゴツして筋肉質なのはテストステロンだとされています。

なぜ今回ジェンダーを代表するホルモンを取り上げたのかは、このテストステロンに関して特に取り上げたのは、研究で幾つかユニークなポイントが分かていたので、述べたいと思います。

テストステロンの効果
先ほど述べたように男性ホルモンといわれているテストステロンは男性の骨格や筋肉を作り上げることに大きく関わってくるホルモンです。
このテストステロンホルモンが多いと特に男性にとっては体毛やヒゲが濃くなり、髪の毛が薄いことで悩む場合もあります。
また、幾つかの研究では男性で声の低い人はテストステロンが強いとされており、免疫力があり健康的で元気があるといわれているようです。

では、前振りはここら辺までにして、ここから本題へ入ります。
あなたも聞いたことがあるとは思いますが、人の指の長さの違いでその人の性格が分かると過去の論文で発表されています。

私もこの話しを以前出版された書籍で知りました。
商談先などで雑談した時にこの話題をしたことがあります。
指の長さで少しでも人の性格が分かるのならセールスにとっては大切な知識の 1 つにもなりますから。
イギリスのセントラルランカシャー大学の進化心理学者のジョン・マン二グ博士が長年の研究によって人の人差し指と薬指の長さの差によって、その人の性格などが分かることを突き止めた。
この研究については、ジョン・マン二グ博士の研究以降に様々な研究者達が研究を裏付けような実験を行ったようです

まず、あなたの人差し指と薬指の長さをみると胎児の時にテストステロンの影響が強かったかどうかが分かります。
上部のイラストを参考に人指し指と薬指の長さがどのように違うかを見て下さい。
それによってあなたのテストステロンが強いかが分かると思います。

「二つの指の長さが同じであれば、この比率が 1 になる。だが、薬指のほうが長い場合、比率は1以下になる。 逆に人差し指のほうが長ければ、比率は 1 以上になる」
簡単に述べると人差し指が薬指より短いという人はテストステロン男性ホルモンがより強いということになります。

テストステロンが強い傾向は仕事ぶりにもつながる研究があるようです。
有名なサッカー選手は人差し指と薬指の長さを計ってみると、やはり比率が 1 以下であるようです。
次に英国ケンブリッジ大学の数学者ジョン・コーツ博士によれば、ロンドン証券取引所の証券マンの人差し指と薬指の長さを調査をして研究を行った。
多くの利益を出しているような成績の良い証券マンはやはり薬指が長く、利益の少ない成績の悪い証券マン は人差し指が長いという研究結果がでたとのことです。
また、アメリカの研究者でもテストステロンの強さと収入多さの報告などを含めて様々なことが分かってきました。

出典:2010 年 1 月 30 日 文藝春秋(刊)リチャード・ワイズマン博士(著)木村博江(訳)「その科学が成功を決める」

この続きは来月にして、まずは今回テストステロンの話しは一旦終わりたいと思います。
今回もヒューマンスキルにお付き合いして頂きまして誠にありがとうございました。
来月も引き続き宜しくお願い致します。

文/デザイン・マーケティング担当 太田正信

-ヒューマンスキル