明けましておめでとうございます。
今年初めてのヒューマンスキルのブログですが、今回は少し視点を変えて述べてみたいと思います。
昔から本や Web 記事でも無意識対意識の割合いについて色々と述べられています。
今のところ、このことについては一般的に述べられるように 95% vs 5% だと考えています。
以前のヒューマンスキルでも近年の心理学や脳科学的にみても普段日常生活に於いてヒトが無意識的に過ごし ていることについて少し述べています。
1970 年代に神経学者ベンジャミン・リベットなど実験の論文によっても提唱されています。
以前にも述べたかも知れませんが、人がモノを購入する時の判断は以外と無意識に決めているかもしれません。
例えば、私の講演会で参加者の方々に商品の購入について聞いたことがあります。
あなたが商品を購入する際に「あまり好まないお店で商品の値段が少しばかり安い場合」と「好きなお店で値段 が少しばかり高いお店」とどちらで購入をしますかと聞いたところ多くの参加者がは、少し値段が高くても好きな お店で購入するといっていました。
常識的な普段のヒトの判断なら嫌いでも価格が安い方で商品を購入するのが論理的で当然だと思います。
しかし、余ほどのことがない限り多くのヒトの基準に於いては、好きな店員やお店で購入したいと思うのが無意 識下に於けるヒトの本質なのでしょうか。
また、中にはその枠に当てはめられない方も存在するかもしれませんが...。
とにかくヒトは、情動を中心に生活を行っている要素が強いため、無意識下に於いても矛盾を感じずに過ごし ているということがあります。
腸が性格に関係する ?
日本語で腹についてのことわざを辞書で色々調べてみると「腹が立つ」「腹黒い」「腹をわる」「腹をよむ」 「腹をくくる」「腹の虫のいどころが悪い」等々、様々あります。
近年、様々な週刊誌や新聞、テレビ、Web サイトの記事などで腸活の話題が上っています。
各種記事などは、腸活のためにはビフィス菌など乳酸菌や納豆など発酵食品、酢酸などを取ることを奨励して います。
確かに体が健康であるためには、そのようです。 なぜ、ヒトにとって腸が重要かというとそれは生物の進化の歴史にさかのぼります。
少しおぼろげな記憶なりますが、以前 NHK が放送した生物進化に関する番組の中で、生物の誕生では口がで き、管ができ、そして肛門ができ、その管が腸になりその後に他の臓器が生まれてから、そして脳ができたと述 べていました。
生物学的にみても私たち人の臓器、腸の存在は脳よりも古くからあるということです。それほど、生物学的にみて臓器の中でも腸は脳よりも 古くから存在しているということなのです。
また、腸の中に存在している腸在菌の善玉菌や悪玉菌そして日和見菌の割合いによっては、精神的にストレス の耐性が弱くなるともいわれています。
こころの安定をもたらすホルモンのセロトニンは腸でつくられます。
そして、セロトニンホルモンの素材になる食べ物では、バナナやナッツ、大豆で作られた食品、チーズなど乳製 品などがあります。
また、海外の様々な研究によって腸内細菌によっても、ヒトそのものの性格も変わってしまうとい海外の研究もあ ります。
このように現在では、ヒトと腸の関係はとても密接であり健康的に重要なものとされています。
そして、ヒトの気持ちも案外と腸の影響を受けやすいかもしれませんね。

意識決定は脳だけか?
では、意思決定はどのようなこころの状態で決めているのでしょうか。
先ほどから述べているようにヒトは腸と脳の関係によって性格にも影響しているみたいです。
ましてヒトは普段は無識的であり余り意識を使ってはいない状態であれば、感覚的になっていると捉えても差し 支えがないと考えます。
昨年の地元新聞のコラム欄で脳科学者田中昌司博士の記事の見出しには「意思決定 理論より感覚 ?」と書かれ ています。
その中で、神経科学者アントニオ・ダマシオ博士の「ソマティック・マーカー仮説」のことが述べられています。
アントニオ・ダマシオ博士が提唱をしたのは、意思決定は生理的な感覚変化によって決まるのではないかとされ ています。
また、脳科学者田中昌司博士がコラム欄の中で、一般的に意思決定は論理的に頭で意思決定されていると思わ れているようなのだが、生理的であり直感的に決めているのではないかと述べられています。
先ほど述べたように腸内細菌によって性格が変わってしまうこともあるように、案外ヒトの意思決定に於いては、 腸内環境からくる要因の影響も大きく関係すると私は考えています。
ヒトには心因的な様々なバイアスがあると以前のヒューマンスキルブログ述べてたと思いますが、意思決定を行 う際に少なくともバイアスなども関係があるのではないかとも思っています。
特にヒトの思考に関することは膨大であり、また色々な意思決定を行う際はその場の幾つかの要因によって決め られるのではないかとも考えます。
様々なことをとりとめもないような状態で述べましたが、今の私の考えとしてはヒトの意思決定はその時の問題点 や課題点の重大さもあると思いますが、その時々の場面展開によってヒトは意思決定を行うのだと考えています。
ヒトはそんな単純な生き物ではないと私は思っていますが、あなたは如何でしょうか?
出典 :2025 年 10 月 17 日中日新聞朝刊 . くらし覧 生活 . 脳と心のサロン .( 著 ) 田中昌司「腸と脳の連携 プ レー」.2015 年 5 月 1 日 .WIRED jp.(原文)JAMES TEMPERTON.TRANSLATION .(訳)CHISEI UMEDA, HIROKO GOHARA. GALILEO.「性格は「腸内細菌」によって決まる:研究結果」. フリー百科 wikipedia.「アントニオ・ダマシオ」.2002 年 11 月 27 日 .(刊)マガジンハウス .Tarzan358 号 .「メンタルタフネスで、 時代をサバイブしよう!ココロは健康ですか?」.2003 年 6 月 12 日 .(刊)株式会社講談社 .(著)アントニオ・ R・ダマシオ .(訳)田中三彦 .「無意識の脳 自己意識脳 身体と情動と感情の神秘」.2023 年 8 月 4 日刊)株 式会社秀和システム新社 .(著)中尾篤典・毛内拡 .「ウソみたいな人体の話を大学の先生に解説してにらいま した」.
今回もヒューマンススキルブログにお付き合いして頂き、誠にありがとうございました。
これからもヒューマンスキルブログを宜しくお願いします。
文 / デザイン・マーケティング担当 太田正信
