ヒューマンスキル

人を観察する

第三回目は「人を観察する」について述べたいと思います。

メンター
まず私が人の観察に関心持った経緯について身の上話しなどを含めて述べて行きたいと思います。
以前にもお話しをしましたように私の出身校は美大だったので、対人心理などには全くというほど縁がありませんでした。
以前勤めていた会社を退職後、営業開拓をして行く中で周囲の方々には「太田さんは営業の仕方にセンスがある」と言われていましたが当の本人の私にはピンとはきていませんでした。
私は営業・販売に関して暗中模索している中で、デザイン納入先の会社で、大手の卸会社からヘッドハンティングをされた営業部長の方と出会い、それが営業・販売指導に関しての大きな転換になりました。
その方と約8年間ほどお付き合いした中で、物の見方や考え方など様々な営業・販売について指導をして頂きました。
その方の熱心な教えがあったお陰で、デザイン納入先である別の会社から営業部指導の依頼の話しがきました。
それからは、商品企画・デザイン・コンテンツ製作なども併せて営業・販売の指導を行っています。
少し身の上話しが長くなりました。

購読は視野を広げて行く
最近では、Web上のブログやネット記事にも専門的なことについて色々書いてあります。
色々な記事を見たり読んだりすることは、自分の知識を広げるためになると思います。
また、書店に行って専門書を購入することも知識を広げることにつながりとても良いことだと考えます。
私も仕事柄、雑多に様々な書籍の購入をしています。
先程の説明でも述べているように元々営業・販売に関しては、全くの素人だったのでメンターの営業の付き添って、営業の仕方や考え方を教えて頂きましたが、今度自分が教える側になった時に指導に対する知識が足りないと考えはじめました。
それで、自分が営業・販売の指導を行うためには対人心理を学ぶ必要があると考え、色々な書籍を読むことにしました。
当然、今でも時間があれば参考になる書籍の購入をし、良い本があれば周りの人に本を推薦し購入を勧めています。
本を多く読むことにより、以前の私よりも視野が広がったと自分では思っています。
また妻にも昔より考え方が変化したといわれております。
これは私の考えですが、一つのテーマを知るために専門書を購入しても書き手の方の考え方が様々あると思います。
当然、書籍のテーマが同じでも書き手によって物の見方や考え方の違いがあるという理由で費用は掛かりますが、数冊は購入するようにしています。
本題に入ります。

相手をよく観察をする
先にお断りをしておきますが、性差や個人差によって観察する範囲のポイント、チェックなど捉えどころが違うと思います。
商談で勘所が強い方を除いて他の多くの方が相手の表情に集中して見ているにもかかわらず、観察はしてないように感じますが、あなたはいかがですか。
相手の話しを聞くのは無論のことですが、取りあえず相手の表情の微妙な変化を見て行くことが観察の始まりです。
相手の表情に集中してよく観察すると口元の微妙な筋肉の変化や目の周りの筋肉の変化などが少しずつ分かるようになってきます。

人によって表情の読み取りをする行いには、個人差があると思います、最初は表情の変化の違いを読み取れるようになるまで苦労しますが、表情の読み取りの経験を重ねて行くとよく分かるようになってきます。私も最初は全くというほど表情を読み取る行為は苦手で出来ませんでした。例えば、人は会話の相手から嫌みなことを言われると唇をかんだり、表情が歪んだりし顔面全体に変化が大きく表れます。中には表情を余り変えないようなポーカーフェイスの人もいるかも知れませんが、多くの方は表情に必ず表れくると思います。顔のパーツである、唇一つとっても、唇をかんだり、唇を舐めたり、振るわすなどの様々な感情を表すシグナルが出てきます。当然、表情の観察を強く意識すれば、このような顔面の微妙な変化さえ分かるようになってきます。今回も紙面のスペースが無くなりましたので、またこの続きは第四回目の「目の動き」についてより詳しく述べて行きたいと思います。

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