ヒューマンスキル

相手の感情を察知する

あなたは、他人のことなど分からないと思っていませんか。
その理由は一般的に日頃多くの人は自分のことばかり考えており、他人にあまり関心を持つことが少ないと私は考えています。
私は仕事柄、相手を観察することもあり接する相手の仕草や動作、言葉をよく考えるようにしています。
仕事などで、知り合い少し親しくなると相手も慣れが出てくるようになり、少しずつ相手の気質や本音が見えてくるようになります。
そのような時こそ、本当に相手が持っている性質がよく分かってきます。
幾ら相手の姿形が誠実そうで声やしゃべり方も良心的に聞こえても信用すると後から自分自身が見る目が無かったと大きく後悔すると考えます。
残念ながら私も若い時に友達だと思っていた人々に嫌な思いをさせられたことなどがあって、人を見る(観察眼)が持てずにいて、後悔することがままありました。

前にも少しヒューマンスキルで述べたと思いますが、本格的に営業の仕事を学ぶために自分で人と接することを多目的に考えながら、人を観察することを学ぶために書物と実践で学習するようになり、相手 の微表情から本当の相手の気持ちを読めるようにもなりました。
前もブログ述べたように私の連れ合いの人の心理を読みとることの影響なども多分にあります。
例えば、コミュニケーションで多くの人が幾ら相手が本音を見せたくないと考えいても自分自身の訓練や努力で観察眼を持つようになれば少しは分かるようになります。
正しい観察眼を持つことによって、仕事に於いてリスクよりリターンの方が多分大きいと考えます。
私生活や仕事に於いて、相手に対して失望や裏切りがないように相手の気持ちや考えを常に感情などを見て気持ちを察するように努力をすべきだと思います。
現在、縁があって若い数人の方に「人と接する時に相手をよく観察しなさい」と機会がある度にうるさく伝えています。

初めて会った相手にも漫然と警戒心を持つよりも相手の動作や仕草、声などを手掛かりに相手の感情の動きを観察した方がより建設的な考え方だと私は考えます。
犯罪者やサイコパスでない限り、相手に関心さえ持てばその相手と 2 回 3 回と会えば、少しずつ相手の性質などが見えてくるようになってきます。
その中で、相手の仕事や生活で置かれた状況や心情が少しずつでも、あなたにも相手の性質が見えてくるようになると考えています。
また、その場で相手があなたに心持ちがいいことを幾ら言っても表情や仕草、動作から相手を繊細に観察すれば、それなりに相手の本音が透けて見えるのではないかとも考えます。
相手の姿や感情を見て読めないということは、あなたが冷静に相手を観察していないことにつながっているとも思います。
確かに直感力は大切なところもありますが、余りにも直感ばかり頼りすぎると失敗し自ら墓穴を掘ること にもなりませんから直感力もほどほどに。

相手を観察するための基本的な考え方

人に関する観察眼について、初めて私なりの仕方を並べてみたいと思います。
・相手の服装や服飾から相手の趣味や色の好みを見る。
・商談などで、普通以上にスーツなどがパリッとしている方の物の見方を一度考えてみる。
・相手の歩き方のリズムやスピードで性格を考えてみる。
・普段の言葉使いから相手の知識力を考えてみる。
・会話の中から、口癖を読み取って考えてみる。
・会話の内容などで、外向性か内向性を考えてみる。
・会話中の手振り身振りや体の動きをよく観察する。
・日頃から相手の行動と言葉がどのぐらい一致しいるかを意識してみる。
・普段から相手の本音と建て前がどのぐらい一致しているかを考えてみる。
・相手が人によって、どのぐらい態度が違うかを考えてみる。
・相手が会話でウソをついたりごまかす頻度を考える。
・お付き合いなどで、相手の支払い方やお金の使い方を見る。
・他人の食事の際の食べ方やマナーなどを見て考える。
・いつも周囲に対して相手がどのぐらい気を使っているかを観察する。
・他人の自動車の運転の仕方を観察する。
・相手がどのぐらい自己本位か、また他人本位かを見る。
・相手の価値観や信条などを知るように努力する。
上記したように様々な要素で私は相手をみて考えていますが、あなたは如何でしょうか?

今回もヒューマンスキルを読んで頂き、誠にありがとうございました。
これからもヒューマンスキルのブログを宜しくお願いします。
文 / デザイン・マーケティング担当 太田正信

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