はじめに
先回、無意識と潜在意識に関して私なりに少しばかり述べてみましたが、今回は別の視点で考えてみたい と思います。
このブログがあなたの考え方に少しでも参考になれば幸いです。
以前より私は人の無意識に関してや潜在意識の影響に強く興味を持ち、その不思議さや謎に惹かれて、心理 学系や脳科学系の Web 記事を見たり、それに関連する書籍を多く買い込みながら多方面で自分なりに調べ ていると述べました。
最近、様々な web 記事を観ていると脳科学や心理学に関しての自己啓発に関することが書かれています。
今から 20 年ほど前になると思いますが、当時、自己啓発に関するセミナーが活溌に開かれていました。
但し中には、怪しいセミナーの開催があったとネットの世界で騒がれていたことを覚えています。
当時、私の周りで自己啓発セミナーに参加した人たちは、異口同音にこのように話していました。
結局、「自己啓発のセミナーに参加しても余り得るものがなかった」とこぼしていました。
現在のように人間に関することについて調べるようなネット環境や分かりやすいような実用書が余りなく、 様々な情報が溢れているような時代でした。
今と違い 20 年前の当時は友人たちも自己啓発について詳しく調べられなかったと思います。
これはあくまでも私の意見ですが、仮に参加者の多い自己啓発のセミナーに出ても望む結果は得られなか ったと考えます。
セミナー参加後 3~4 日も経ってしまえば、セミナー受講の熱も萎んでゆくのではと勝手ながら思ってい ました。
また講師が受講する人の人となりをよく良く理解しばければ上手くいかないと思います。
また、信頼できるコーチング選びマンツーマンで受講し、何回も繰り返し相談して行くような行為ではない限りは、自己啓発ができるということは、ほぼ難しいのではと私は思っております。
自分の周りに信頼できるコーチングを行う方がいないようなら自分なりに考えて適切な手段が必要になり ます。
内省化を行う
少し私の身の上話になりますが、お付き合いして貰いあなたの参考になればと思います。
随分前ですが、前職があまりにも忙しく身体を壊し会社を退職しました。
病気で会社を辞めたことは、以前のブログで述べたと思いますが、 当時、病気を抱えた状態で、どうしても会社を辞めなくてはならなくなりました。
その時は、妻も専業主婦で幼いこどもを抱えており、仕事を辞めたのはよかったのですが、仕事もなく生 活費もなくて本当に切羽詰まった状態でした。
そのような時、病気を抱えながらも仕事をするにも前職のこともあったので、まずは友だちを含めて知人 から仕事に繋がるような案件をもらうために色々な人と会うようにと考えて行動をしていました。
当時は今のように日本では一般的にネットの環境はありませんでした。
また、様々な媒体の求人広告を探しながら、その時の私の病状でもできるような仕事先を探すような毎日 でした。
自宅では幼いこどももいますから、落ち着いて自分自身の考え事もまとまりませんでした。
外に出て仕事探しが終わった後で、当時近くにあった喫茶店に寄る時間を作りノートに仕事のことや自分 考えなどを内省化をするようにその時のことを思いつく限りあれこれと書いていました。
そのようなことを繰り返す辛い毎日でしたが、数ヶ月も過ぎた当たりから色々な方の協力もあって次々と 仕事が舞い込むようになりました。
後から思い返すときっと喫茶店であれこれと自分のことを内省化してあれこれと書いていたことがよかっ たと今は考えています。
ジャーナリングと出会う
私がノートにあれこれと書いて自分の内省化した行為のことを最近では、用語でジャーナリングというこ と知りました。
ジャーナリングを行うことで、先ほどから述べているように自分自身が己のことを少しは俯瞰し客観視が できるようになりました。
きっとあなたもジャーナリングを始めると少しは自分自身のことを客観視ができるのではと考えます。
ただ、いつも脳で思い考えて過ごすだけでは残念ながら自己の内省化は、はなはだ難しいと私は考えます。
それはなぜかというと 1 秒間に脳は五感から得るもの凄い莫大な情報を受け取っているために次々に様々 なことが浮かんでは消えてしまう状態ですから。
あなたが内省化をしたくても別な思いや考えに振り回されてしまうでしょう。
また、タブレットやパソコンで電子機器ジャーナリングを行うことも余りいいと思いません。
それは、なぜかというと私たちの前に電子機器が出てきたのもこの 30 年ほどしか経っていません。
書籍の名は、もう忘れてしまいましたがアナログの手法で紙のノートを使い手書きで書いた方が効果的に 脳に定着するとされているからです。
今までの人間の進化的な観点から顧みてもそうだと思っています。
とにかく色々と述べましたが、生きていると人は様々な大小の失敗が付きものです。
私もそれなりに歳もけっこう取りましたが、いまだに色々と悩みながらも毎日あがいております。
このようなことをいうと、また私の信用を無くすと思いますが...。(苦笑い)
私も今までそれなりに色々な失敗の連続を経験をして今があって生きています。
誰しもそれなりに失敗にも挫けずに自分の人生がよくなるように歩んでいると思います。
ジャーナリングを行いながら自己の内省化をして、あなたの日常が少しでもよくなることを願っています。
今回もヒューマンスキルブログにお付き合い頂き、誠にありがとうございました。
今後もヒューマンスキルブログを宜しくお願い致します。
文 / デザイン・マーケティング担当 太田正信