デザイン/マーケティング思考

マーケティングを考え、振り返る②

今月は先月から引き続きのテーマ「マーケティングを考え、振り返る」です。

技能・技術と認知バイアス
私が考えるスキル(技能)とテクニック(技術)について述べたいと思います。
スキルとテクニックをWikipediaなどで調べると下記のように説明しています。

技能とは、教養や訓練を通して獲得した能力。
技術とは、物事に関する取り扱いや処理の方法・手段など。

となっています。
様々な職種に関係なく否応なしに社会では技能と技術が問われます。
私も幾たびか、会社や団体に所属した時に大なり小なりこの場面に遭遇しています。
基準となる技能や技術試験などの認定試験や検定試験があるものは、とても分かりやすいのですが、その職種対する基準がない時などは、その職種に就いた時に自分がどのぐらいの技能があるか、また技術があるかを自己で測るのはとても難しいとことと思われます。
何故、難しいとのかと問われると私見ですが、このようにお答えしなければなりません。
残念ながら、人は自己の能力を高く見積もることが多いのが現状です。
また、能力が低い人ほど自己の能力を高く見積もることが多いのです。
このことを心理学では、ダイニング・クルーガー効果といわれています。
このように人は自己評価がどうしても高くなりがちになります。
過去に私が指導側として、企業に出向く時にも数多く遭遇しており、体験の中で感じたことですが、自己評価が高い傾向にあると思います。

人は誰でも認知バイアスがありますから、自己の能力として、技能や技術を振り返る時は自己評価よりも他人の評価の方がいいかもしれませんね。
もう少し述べさせてもらうと私自身が技能と技術のバランスがよいと申しませんが、これも体験談ですが、技能と技術のバランスがとれている方も少ないと感じます。
技術がとても高いのですが、技能面で追いついていない方が多いと私は感じます。
先回述べたように技能に関しても様々な経験や体験をし、そして技能に結びつく実学書を多く読むことが技術に結びつくことになると思いますが、いかがでしょうか…

デザインもマーケティングも想像力が不可欠
私の周りの方からも自分は想像力が余りないと話す方が少なからずいます。
自慢ではありませんが、私自身余り想像力に関して悩んだことがありません。
妻からは「他のことは認めてないけでど想像力だけは凄いね」と認めてくれております。
他のところが認めて貰ってないのが誠に残念ですが、苦笑いしてしまいます。
私見ですが、一長一短に想像力が付くとは思いませんが、私が思うに想像力を高めるために考えるとすれば、小説やエッセイなどを読みながら、その場面を思い浮かべたり、作者の意図を考えるようにすれば想像力が伸びるのではないかと思います。
映画やドラマの作り手の考え方や意図をくみ取ることも想像力につながると考えます。
これも先回述べたのですが、想像力を付けるならファスト映画やドラマを倍速で鑑賞するのは余り良いことではありませんし、またファスト映画は知的所有権侵害にもつながります。
私自身ドラマや映画が好きなので映画を鑑賞した後に妻と作り手の意図に関して意見の交換などをして作品を楽しんでいます。
鑑賞した映画などの作品で自分ならどのように場面を設定するかなと想像をしています。
やはり、想像力を高めるためには、マンガや絵画、小説、映画などの作り手の考えや意図を想像をすることが想像力を高め伸ばすことになると思います。
私は指導とは別に仕事柄クリエイティブなことも兼ねているため企画やデザイン、イラスト、アートなども行っているので、創造性を養うためや想像力を高めるために様々なものに目を通す努力をしているつもりでいます。
どちらにしてもクリエイティブな活動を伴う職種に於いては、想像力は不可欠だと思いますから努力しなければなりません。
近年では、人工知能が人にとって変わるように絵画やイラスト、小説などのクリエイティブ分野の開発が凄い状態で進んでいます。
他の意見もあると思いますが、今の私の考えとしては、まだ人を凌駕するほど人工知能の能力が至ってないと思っており、人間の能力を超えるには5年はかかると思っています。
また、作品など製作物の知的所有権が大きな問題でもあり、すぐに人工知能が大活躍とは行かないと思っておりますから今のうちに想像力を高めるように一緒に努力して行きましょう。

今回もお付き合いして頂きまして、誠にありがとうございました。
次回のデザインとマーケティングを楽しみにしてお待ち下さい。

出典:「技術」「スキル」・フリー百科Wikipedia.「ダイニング= クルーガー効果」

-デザイン/マーケティング思考