ヒューマンスキル

正解を求める時代は終焉に・・・

以前ブログでも少しばかり述べましたが、現在人工知能全盛の時代を迎えようとしています。
2026 年 2 月 27 日株式会社日本経済新聞社の記事に「FC、10 年で事務職員を最大 5000 人ほど削減 AI 活用 で他部門に再配置」と書いてあるのを見ました。
また新聞に載っていた銀行の事務職員だけではなく、他の週刊紙や Web 記事でコールセンター業務や経営アド バイザーなどのコンサルタント業、Web 系のプログラマー業務などのさまざまな仕事が現在人工知能に置き換 わって行くようです。

ポーリーン・ブラウン氏の著書、監訳山口周氏「ハーバードの美意識を磨く授業」の中で、山口氏が「正解の 無価値化」について述べています。
現在、人工知能のめざましい進化によって、企業の簡単な課題であれば人工知能が答えをいともたやすく出せ るようにもなってきています。
また書籍の中で、山口氏が「論理的・理性的な情報スキルの限界」について「多くの人が分析・理性的な情 報処理のスキルを身につけた結果」で「正解のコモディティ化」が進行しているとも述べています。

今まで、企業の課題や問題に於いては専門的な知識ある人材などが必要でしたが、現在では少しばかりの知識 を持っている方でも簡単な課題や問題であれば解決できそうなのです。
そして人工知能をアシストとして使えば知識の程度差はあれど、多くの人が専門的な知識も持てるような時代に なってきたと考えています。
つい最近アメリカでは、人工知能の発達でホワイトカラーといわれている職業のリストラが多くなってきている ニュースが国内の報道番組で伝えられています。
今年中には、人に代わってある程度の作業ができる人工知能を積んだフィジカルロボットも登場してきます。
そうなるとホワイトカラーの職業についている方たちだけではなくて、ブルーカラーといわれる人たちも同様にリ ストラにあうのではと想像がつきます。
今後の人工知能について、あなたはどのように考えていますか?

人にしかない能力

暗めことをすこしばかり述べてきましたが、以前にも述べた進化について考えたいと思います。
ホモ・サピエンスは 30 万年以上かけて進化をして現在の姿になっています。
ホモ・サピエンスが時間をかけて進化を果たしたように、まだ数十年ほどしか時間が経っていない人工知能は 美意識を持つだけの能力は持てないのではないかと考えています。
私は人工知能の先端開発する科学者ではないので詳しくは分かりませんが、この 10 年ほどでは美意識を持てる だけの能力は得ないと思っています。
ただし、近年脳細胞による培養科学技術が盛んになってきており、その技術が急速に発展した場合は分からな いと考えています。

私の希望的観測かも分かりませんが、人が 30 万年以上かけて得た能力そのものがそう簡単に人工知能置き換 わるとは今のところ思えません。
また現在、私が知っている脳科学の情報では、人の意識がどこに存在するかもまだ判明してはいないはずです。

先ほどから述べているように簡単に断言はできませんが、あくまでも人が人工知能と知識や演算の競争してもま ず勝つことは難しいと思います。
これからは人だけが持っている能力開発を積極的に考えて活用する道を求めるのが人間社会の未来に対する 道しるべになって行くと考えています。

美意識とビジネス

先ほど述べたように今後人工知能によってホワイトカラーやブルーカラーの仕事が広い分野で、当然のごとく人 工知能にとって代わられることはこれから必然となってきます。
このようなことを前堤に仕事や生活設計を考えて行くことそのものが重要になってくるでしょう。

では、人として能力が求められるところはいったどこになるのでしょうか?
私の知識で考えられるのは、想像力や洞察力、共感力など人間の持ち得た能力を伸ばすことがとても重要だと 考えています。
今までの人間社会で求められていたのは、山口周氏の説明通り課題や問題発見能力だと考えています。
前文で述べたようにこれから多くの企業に於いてビジネスの業務は人間に変わり人工知能に任せると思います。
しかし、しばらくの間は人工知能は想像力や洞察力、共感力などの能力などは持つことが難しいと考えています。

なぜ、これから美意識が重要なのかといえば、想像力が必要な芸術分野については人らしい能力が発揮されるところなのです。
異論がある方もいると思いますが、私としてはスポーツも芸術の一環だと考えており競技に真摯に向き合うアスリートの活躍に感動し共感を覚えます。
また最近まで行われていた、オリンピック競技の中で選手の躍動感やチームの一体感などは、幾ら人工知能が 発達した未来でも、人が持っている微かなアナログ的な表情の動きや動作などの表現は、とても難しいのでは 思っていますがあなたはいがでしょうか?

そして、なぜ今後美意識が重要になるかというと今の人工知能では既存にあるデータ処理から画像や文章を作 り出すことしかできない状態だからです。
それに対して人が作り出す芸術は今まで見たことがない絵画や彫刻、また聞いたことがないような音楽など現状 ある以上の芸術が生まれてくる可能性が大だからです。

人工知能がピカソのような絵画を生みだすことができるでしょうか?
美術館を訪問して、作り手である芸術家の絵を鑑賞して、見る者が作り手のことを考え想像しながら思いを巡ら すことによって脳が活性化します。
それによって鑑賞者は感動をし、美意識や哲学的なことが磨かれて行くと考えられます。
美しいものをたくさん見れば見るほどに美的センスも高くなって想像力や洞察力も身についてくるのではと考えて います。

これから今まで以上にビジネスに重要になってくるのは想像力と洞察力、共感力がポイントだと思っています。
現在、人工知能を迎えた時代だからこそ人しか持ち得ない能力そのものが重要になると思っていますが、あな たはどのように考えていますか?

あなたも休日に、近くの美術館を訪ねるのも一つの気晴らしになると考えています。

出典:20212 月 10 日(刊)三笠書房 .(著)ポーリーン・ブラウン氏、(監訳)山口周氏「ハーバードの美意 識を磨く授業」・2026 年 2 月 27 日 . 株式会社日本経済新聞社「FC、10 年で事務職員を最大 5000 人ほど削 減 AI 活用で他部門に再配置」・2017 年 7 月 20 日(刊)株式会社光文社(著)山口周「世界のエリートは なぜ「美意識」を鍛えるのか?」

今回もヒューマンススキルブログにお付き合いして頂き、誠にありがとうございました。
これからもヒューマンスキルブログを宜しくお願いします。
文 / デザイン・マーケティング担当 太田正信

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