DX化/システム導入

失敗しないコツとは?

初めに
株式会社プルーゲン/ITコンサル担当の鈴木です。
今回は、DX化・システム導入における「失敗しないコツ」について投稿します。 既にDX化やシステム導入がうまく進み、業務運用も大きな問題なく進んでいる方には当たり前の内容かと思いますが、今回もお付き合いください。

結論から先に言います
失敗しないコツは、ズバリ次の3つです。

業務の見える化(課題の適正把握)

経営層や他部門とのコミュニケーション(合意形成)

外部へ丸投げしない(仕様把握と効果分析)

これさえ押さえておけば、余程のトラブルが発生しない限りはプロジェクトが失敗に終わることはないでしょう。
これらの項目は、必ず自社で押さえておくべき情報となります。
これらがおざなりになっていたり、外部任せにしたりして、うまく行っているプロジェクトを私は見たことも聞いたこともありません。
外部の”サポート”を活用して進めることはあっても、上記項目の内容については最終的には自社で対応し判断すべき内容になります。
各々の内容については、既に投稿済みの記事「まず、やることは?」「合意は得られていますか?」を併せてご覧ください。

ここで必要となるのは
前述の3つ項目について、まとめられた資料が「企画書」になろうかと思います。
企画書は、自社における承認を得るための計画や判断材料をまとめた資料となります。
企画書の作成に先立って、自社内に幅広くヒアリングを行います。
経営層、業務部門、情報(IT)担当部門を中心に、あらゆるセクションからヒアリングが必要となります。

DX化やシステム導入にあたっては、自社の経営方針や事業方針、業務課題と照らし合わせて優先順位と共に決まっていくものかと考えます。
また、各部門とのコミュニケーションや連携も重要になってきますので、ボタンのかけ違いが起きないよう言語化しておくことをオススメします。

そうです、これには相応の手間と労力が必要なのですが、しっかりやるのとやらないのでは、後々の工程に与える影響が全く違ってきます。
ここを疎かにすると、後でとんでもない問題となってプロジェクトが火を吹きます。いわゆる、プロジェクトが頓挫する訳です。
火消しをして、軌道修正するには時間とコストを大きくロスするだけではなく、全体の士気も低下します。
そうならないためにも企画フェーズにはしっかりとパワーをかけましょう!

最後に
私は、DX化やシステム導入は家造りと似ていると考えています。
最初の設計図をしっかり描けなければ、”希望の家”にはなりません。
その”希望の家”の要件をしっかり洗い出しておけば、その要素を盛り込んだ設計図が描ける訳です。
弊社ではそのようなお手伝いもさせていただいております。

次回は「自社で企画検討すべきこと」について投稿したいと考えています。

最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
皆さまの事業活動がシステマチックで好循環となりますように。

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